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【薄毛の基礎知識と整動鍼の育毛について】
【薄毛の原因と対策】
ここでは、最も一般的な薄毛・抜け毛であるAGA(Androgenetic Alopecia:男性型脱毛症)について解説します。AGAは、思春期以降の成人男性に多く見られる進行性の薄毛・脱毛症です。男性ホルモンや遺伝の影響で、生え際や頭頂部の髪が細く短くなり、放置すると徐々に進行します。日本人男性の約3人に1人が該当し、早期の治療で進行を抑えたり改善したりすることが可能だと言われています。
主な症状:前頭部の生え際(M字型)や頭頂部(O型)から薄くなる。
原因:男性ホルモン「テストステロン」が、頭皮の酵素(5αリダクターゼ)と結合し、強い脱毛作用を持つ「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換されること。
進行性:自然に治ることはなく、治療せずに放置すると薄毛が進行する。
治療法:フィナステリドやデュタステリドなど(酵素阻害効果)の内服薬、ミノキシジル(発毛効果)の外用薬が基本。これらはAGA専門クリニックや皮膚科で処方される(自由診療)。
AGAチェック項目:枕元の抜け毛が増えた、生え際が後退してきた、頭頂部が薄くなった、髪の毛が細く短くなった(産毛のようになった)、家族に薄毛の人がいる(遺伝要素)
AGA(男性型脱毛症)は、年齢に関係なく10代から70代まで発症する一般的な症状であり、男性ホルモンが関与することから「男生型」と呼ばれますが、女性にも発症します。医学的に行われている標準治療は、日本皮膚科学会が策定した診療ガイドラインに基づき、フィナステリドやデュタステリドによる「抜け毛抑制」と、ミノキシジルによる「発毛促進」を併用する薬物療法が中心です。多くの場合1年程度の継続で効果が見られますが、治療は継続が必要とされています。
【抜け毛の原因5αリダクターゼ】
この酵素は、テストステロンを強力な男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換し、AGA(男性型脱毛症)の主な原因となります。
1. 5αリダクターゼの主な存在場所
I型(頭皮全体、全身の皮脂腺):頭皮全体(特に側頭部・後頭部)の皮脂腺に存在。脂っぽい肌やニキビの原因に関連。
II型(前頭部、頭頂部、前立腺):生え際(前頭部)や頭頂部の毛乳頭に存在。AGAによる薄毛(M字・つむじハゲ)の直接的な原因。
2. 5αリダクターゼの役割とメカニズム
5αリダクターゼは、血液中のテストステロンを取り込み、それをDHTに変換します。
生成場所:毛乳頭細胞内(主にII型)
結果:生成されたDHTが毛根の受容体と結びつき、脱毛信号を出して髪を短期間で抜けさせます(ヘアサイクルの短縮)。
3. 特徴
男女問わず体内に存在する酵素。活性度は遺伝的要因が強い。主に思春期以降、皮脂の分泌量や男性ホルモンレベルに依存して活発になります。この酵素の働きを抑制することが、AGA治療における重要なアプローチとなります。
【皮脂腺が活性化する原因(=日頃のセルフケアが可能な要素)】
1. ホルモンバランスの乱れ(主原因)
男性ホルモン(アンドロゲン):皮脂腺を活性化させ、皮脂の産生を促進する最も大きな要因です。思春期やストレス時に分泌が増え、皮脂腺を肥大化させます。
生理・妊娠・更年期:女性でも、生理前(黄体ホルモン増加時)などにホルモンバランスが変動し、皮脂分泌が活発になりやすいです。
2. 生活習慣・外部環境
ストレス・イライラ:ストレスを感じると、自律神経が皮脂腺に作用し、皮脂分泌を促す物質を産生します。
睡眠不足: 成長ホルモンの分泌が低下し、肌のターンオーバー(再生)が不完全になってバリア機能が低下、皮脂過剰を引き起こします。
食生活: 揚げ物、甘いもの、刺激物の摂りすぎは皮脂分泌を促進する可能性があります。
季節と気温:高温多湿な夏は皮脂腺が刺激されやすく、分泌量が増えます。
紫外線: 紫外線のダメージは皮脂腺を刺激し、さらに分泌された皮脂を酸化させ、ニキビなどの肌トラブルを悪化させます。
3. スキンケアの誤り・乾燥
乾燥・インナードライ:肌が乾燥すると、皮膚は内部の水分を守ろうとして防衛反応を起こし、皮脂を過剰に分泌します。
過剰な洗顔:洗顔のしすぎで必要な皮脂まで落としてしまい、逆に皮脂腺が活性化してしまいます。
【AGA標準治療(一般的な医療)の主な内容】
内服薬(抜け毛を防ぐ・進行を抑える)
フィナステリド:5αリダクターゼII型を阻害。推奨度A(行うよう強く勧める)。
デュタステリド:5αリダクターゼI型・II型を阻害。フィナステリドより高い効果が期待される。推奨度A。
外用薬(髪を増やす・太くする)
ミノキシジル:5%濃度のものが推奨度A。外用(塗布)が基本。
※女性には女性専用の濃度の薬剤が使用されます。
治療のポイントと注意点
効果の確認:目に見える効果が出るまで、一般的に6ヶ月〜1年程度の継続が必要です。
治療の継続:AGAは慢性疾患であり、治療をやめると薄毛が進行するため、効果維持には継続が必要だとされています。
初期脱毛:治療開始1〜2ヶ月後に増えることがある抜け毛は、新しい健康な髪が育つ過程のサインとされます。
費用相場:1カ月あたり15,000円〜30,000円程度が目安となります。その他、推奨度B(行うよう勧める)として、自毛植毛(自毛植毛術)や、LED照射などの治療法も取られることがあります。
【整動鍼による当院の育毛施術】
当院の採用する「整動鍼」は、文字通り「動きを整える」ことを指標としてツボ同士の連動関係を丁寧に辿ってゆく、再現性の高い理論体系です。整動鍼の育毛施術は、これに基づいて全身のバランスを調整し、頭皮の血行を根本的に改善することによって、一時的ではない、安定した発毛体質を築いてゆきます。
当院の育毛施術は、一般的な薄毛治療と同様「発毛促進」「抜け毛抑制」を基本として、
・頭皮の血行を改善して、毛母細胞が元気を取り戻せる身体環境を整える
・ホルモン分泌のバランスが改善されるよう、全身の自律神経を整える
という方針で進めてゆきます。それにより、早い方では、施術開始から1ヶ月ほどで「抜け毛が減った」「頭皮が柔らかくなった」といった変化を感じていただいています。